少子化の裏で加速するY染色体の退化 人類は絶滅危惧種?

公開日: 更新日:

 仮に奄美諸島に生息するアマミトゲネズミやトクノシマトゲネズミのようにY染色体を失ったとしても、精子の生産に必要な遺伝子はX染色体や常染色体に移動するなどして残され“男”は存続するに違いない。

「そもそも生物に雄と雌があるのは多様な環境変化に耐えられるよう、多様な遺伝子の組み合わせを持つ子孫をつくるためです。単に子孫を増やすだけなら、自分の体の一部分からクローンをつくる無性生殖が有利です。しかし、これでは地球環境の変化に対応できる多様な遺伝子を持った子孫はつくれません。有性生殖なら精子と卵子が受精することで雌雄の異なる遺伝子が混じり合い、多様な遺伝子を持つ個体をつくることができます。さらに突然変異によって生まれた新たな遺伝子が精子と卵子を介して次世代に伝えられるのです。その結果、さまざまな環境変化に対応できる遺伝的な多様性を生み出せるのです」

 形を変えても男と女が存続する限り、人類は安泰のようである。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    北島三郎(3)「北島ファミリー」の長女・原田悠里が語る御大

  2. 2

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  3. 3

    「マクドは健康保険と年金に加入できてよかった」 シニアが働き続けるために必要なこととは?

  4. 4

    東京・蒲田の2駅結ぶ蒲蒲線、大田区と地元を取材して分かった実現のハードルと地元の思い

  5. 5

    NHK夏の音楽特番「うたであえたら」は北川景子のMCが見事 カオスと化した近年の紅白はお手本に

  1. 6

    菊池風磨はジャニー喜多川氏の“推薦”もあって慶大総合政策学部に進学 仕事の合間に1日10時間の猛勉強

  2. 7

    KDDIが楽天モバイルへの「ローミング」終了でライバルの“品質低下”を狙い撃つ

  3. 8

    豊昇龍が長期離脱で大の里までピンチ! “ひとり横綱”の重圧で「共倒れ」にならないか

  4. 9

    徳川光圀(1)水戸黄門は全国漫遊などしていない 主に出かけたのは江戸と領地の往復

  5. 10

    永野芽郁がキャバ嬢で「復帰」もM!LKファンやきもき…共演するかもしれない佐野勇斗への“キラー”ぶり警戒