アルコール依存症に関係する遺伝子が次々と発見されている

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【Q】父親がお酒大好きで、酔っぱらって暴れる姿を見て育ちました。自分もお酒を飲むとああなるのか、と思うと心配です。アルコール依存症に関係する遺伝子はあるのですか?

【A】アルコール依存症とは飲酒が習慣となり、やめると禁断症状が起き、精神的にも肉体的にもお酒の依存が見られる状態をいいます。アルコール依存症の診断基準にはWHO(世界保健機関)が作成した「ICD―10」(国際疾病分類第10版)によるアルコール依存症診断ガイドラインがあります。その中には「明らかに有害な結果が起きているにもかかわらず飲酒をする」「禁酒、減酒の際に離脱症状がある」「飲酒したいという強い欲望・強迫感がある」などの6項目が書かれていて、そのうち3項目以上が過去1年間に1カ月以上続いたか、繰り返した場合などにアルコール依存症と診断されます。

 よく、アルコール依存症は「お酒をやめる意志が弱い人」「だらしない人」が発症するなどと言う人がいますが、そうではありません。あくまでも病気であり、お酒が切れると離脱症状が出るため、それがつらくて飲んでしまうのです。

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