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神崎浩孝医学博士、薬剤師

1980年、岡山県生まれ。岡山県立岡山一宮高校、岡山大学薬学部、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科卒。米ロサンゼルスの「Cedars-Sinai Medical Center」勤務を経て、2013年に岡山大学病院薬剤部に着任。患者の気持ちに寄り添う医療、根拠に基づく医療の推進に臨床と研究の両面からアプローチしている。

「下痢止め」や「便秘薬」はタイプを知って適切に選ぶ

公開日: 更新日:

 便秘治療薬は、医療用は新しい薬も増えていますが、OTC医薬品では①「軟便剤」と②「刺激性下剤」に分けることができます。①軟便剤は酸化マグネシウムなど腸に水を集めることで便を軟らかくするものです。

 ②刺激性下剤は腸の副交感神経を直接刺激して腸の運動を高めることで排便を促すものです。ピコスルファートやビサコジルがこれに当たります。ただ、お腹が痛くなる場合があり、連用することで効き目が弱くなる場合もあります。注意が必要です。

 下痢も便秘もOTC医薬品で対処が可能なケースも多いのですが、長引く場合は医療機関を受診するようにしましょう。

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