著者のコラム一覧
神崎浩孝医学博士、薬剤師

1980年、岡山県生まれ。岡山県立岡山一宮高校、岡山大学薬学部、岡山大学大学院医歯薬学総合研究科卒。米ロサンゼルスの「Cedars-Sinai Medical Center」勤務を経て、2013年に岡山大学病院薬剤部に着任。患者の気持ちに寄り添う医療、根拠に基づく医療の推進に臨床と研究の両面からアプローチしている。

水虫の薬は長期にわたり適切に使い続けられるタイプを選ぶ

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 外用薬のOTC医薬品(一般の薬店で購入できる市販医薬品)のひとつに「水虫の治療薬」があります。水虫は一度かかってしまうと、治し切るのに時間がかかる病気です。そのため、薬の選択は重要です。

 水虫は皮膚真菌症の一種で、真菌(いわゆるカビ)が皮膚に感染することで起こります。真菌の種類には白癬菌(皮膚糸状菌)やカンジダなどさまざまありますが、白癬菌感染が最も多く見られます。発症する部位によって呼び方(病名)が変わり、足白癬=水虫、爪白癬=爪水虫と呼ばれています。爪白癬はOTC医薬品で治療することは難しく、皮膚科への受診が必要です。ですので、今回は皮膚表面の水虫に対する治療薬の選び方のポイントを紹介します。

①抗真菌成分の違い

 水虫(白癬菌)には効くがカンジダには効かないもの(ブテナフィン)と、カンジダにも効くもの(テルビナフィン、ラノコナゾールなど)があります。すべて真菌に対するスイッチOTCですが、使える病気が違うので気をつけましょう。

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