【耳】ヘッドホン難聴に要注意 11億人の若者に難聴リスク

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「毎日のようにヘッドホンやイヤホンで大きめの音を長時間聴いていると、蝸牛の有毛細胞が、徐々に傷つけられていきます。また、耳に密着させているので、通常は空気に伝わる過程で弱まるはずの音の周波数が高いまま直接耳に伝わり、思っている以上に、内耳にダメージを与えているのです」

■外部の音が聞こえる程度ならOK

 周囲がうるさい電車内や人混みで聴くことが多いので、無意識のうちにボリュームが大きくなりやすい。今年、WHOと国際電気通信連合は共同で、安全利用の目安を「大人で音量80デシベル、子供で75デシベルを1週間に40時間まで」とし、国際基準として公表した。そして、機器にどの程度の音量をどれくらい聴いたかを明示する機能を付けるべきだとしている。

 80デシベルといえば、「走行中の電車内」「救急車のサイレン」「パチンコ店内」と同等の騒音の大きさとされている。しかし、現状では自分がどれくらいの音量で聴いているのか、おそらく見当がつかないだろう。では、どんなことを心掛ければいいのか。

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