最後の手段で肛門にホースを…お侍ちゃんが語るクローン病

公開日: 更新日:

 病気以降、ストレスをためない生活を心掛けています。そして「やりたいことはすぐにやろう」と思うようになり、実際すぐに始めたことがあります。同じクローン病の人と会って話を聞くことです。公開しているメールアドレスに全国から連絡をいただいていまして、退院から半年余りで7、8人とお目にかかっています。クローン病患者の旗振り役になるつもりはないのですが、情報が欲しい人にはどんどん渡し、私自身も情報を得て、多くの人と情報共有したいと思っています。

 体調は順調に回復しています。ただ、食リポの仕事で食事を残すのはお店の方に申し訳ないので、数軒完食すると3日間は下痢です。仕事帰りにしんどくなって、ヘルプマーク(内部障害や難病の人のためのストラップ)をつけても電車で席を譲られたことは一度もないですし、病気で取りこぼす仕事もあって悔しい思いもします。ですが、病気だから得られる仕事もあるので、それほど落ち込んではいないですね。

 侍のなりをして、これまで妻にも弱音を吐かずにきましたが、今は妻におんぶにだっこ。人生、わからないものです(笑い)。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 3

    カーリング女子フォルティウスのミラノ五輪表彰台は23歳リザーブ小林未奈の「夜活」次第

  4. 4

    3度目の日本記録更新 マラソン大迫傑は目的と手段が明確で“分かりやすい”から面白い

  5. 5

    国分太一“追放”騒動…日テレが一転して平謝りのウラを読む

  1. 6

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  2. 7

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  3. 8

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  4. 9

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  5. 10

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった