著者のコラム一覧
小林ひろみメノポーズカウンセラー

メノポーズカウンセラー。NPO法人更年期と加齢のヘルスケア会員。潤滑ゼリーの輸入販売会社経営の傍ら、更年期に多い性交痛などの相談に乗る。

「セックスとはこうあるべき」を押しつけていませんか?

公開日: 更新日:

 ほとんどの更年期世代が最後に性教育を受けたのは学生の時で、恐らく30年以上前のことでしょう。当時は体の変化や月経、妊娠、性感染症などの生殖に関わる教育が中心でした。

 しかし、いま世界で主流となっている性教育は、私たちが受けてきたものとは違うもの。包括的性教育といって、ジェンダー平等や性の多様性を含む人権尊重を基盤とした性教育です。日本の性教育は遅れているという指摘もあります。

 前回のコラムで登場した日本性科学会セクシュアリティ研究会代表の荒木乳根子先生が「中高年も性教育が必要ではないか」と指摘されましたが、人生の半分以上を過ぎた私たち更年期世代も、性について知らないことがたくさんある。

 一例を挙げれば、性は喜びである一方で、親しい仲である夫婦間のセックスでも傷つく場合があると気付いていない人は想像以上に多い。特に夫婦では、最初は子供をつくるためのセックスであることが大半で、深く考えずに性生活を送っている方も少なくありません。

 妻側は「セックスは夫がリードするもの」と、ただ横たわって夫任せ。コンドームや潤滑ゼリーも夫が用意。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃