6カ月以上続く膝痛には「運動療法」が効果あり 医師が解説

公開日: 更新日:

 慢性疼痛で突発的に出る痛みは平均30分だと、伊達院長は指摘。30分すると痛みは自然に軽減するが、突発的な痛みの時に頓服を服用すると、薬の効果か自然経過かは不明で、患者は頓服のおかげだと思い、薬に依存してしまう。一方、痛い時に体を軽く動かして30分後に痛みが軽減すれば、患者は運動が痛みを軽減したと認識し、薬の依存からの脱却にもつながる。

 今、慢性疼痛の治療で注目されているもののひとつが、パルス高周波療法による神経ブロックだ。

「神経ブロックには何種類かあり、麻酔薬だけのものは長時間持続しません。神経破壊作用を用いた神経ブロックは効果が長時間持続しますが、運動神経を含む場合は脱力の危険があり、上肢・下肢には施行しにくい。一方、パルス高周波療法による神経ブロックは、神経破壊を伴わず、長時間効果が持続する可能性があります。膝の関節内注射でよくならない慢性疼痛では1回の治療で痛みもADL(日常生活動作)も改善。数カ月その効果が持つこともあります」(伊達院長)

 さらに、脊髄に微弱な電気を流して慢性疼痛を緩和させる「脊髄刺激療法」も登場している。

 今後、運動療法、パルス高周波療法、脊髄刺激療法などの組み合わせで、慢性疼痛のつらさから解放される人が増えていくことが期待される。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  2. 2

    視聴率の取れない枠にハマった和久田麻由子アナの不運 与えられているのは「誰でもできる役割」のみ

  3. 3

    不慮の事故で四肢が完全麻痺…BARBEE BOYSのKONTAが日刊ゲンダイに語っていた歌、家族、うつ病との闘病

  4. 4

    嵐が去る前に思い出す…あの頃の「松本潤」と「大野智」

  5. 5

    田中将大が楽天を去った本当の理由…退団から巨人移籍までに俺とした“3度の電話”の中身

  1. 6

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 7

    あのちゃん追い風だった女優業に暗雲の炎上!「嫌いな芸能人」発言で反撃される痛恨

  3. 8

    高市首相応援議連「国力研究会」発足 “大政翼賛会”に入会しなかった70人と主な議員の名前

  4. 9

    巨人“育成の星”のアクシデントに阿部監督は顔面硬直、原辰徳氏は絶句…桑田真澄氏の懸念が現実に

  5. 10

    出口夏希の“男選び”がもたらす影響…伊藤健太郎との熱愛報道と旧ジャニファンが落ち込む意外