食事で新型コロナに打ち勝つ 高齢者の6人に1人が低栄養

公開日: 更新日:

 実際、2018年版の「国民健康・栄養調査」によると、6人に1人が低栄養とされ、不足が目立つもののひとつがタンパク質だ。

「低栄養状態は免疫機能を低下させ、感染症を引き起こしやすいことがわかっていて、免疫の中でも細菌やウイルスを攻撃するT細胞系に影響するといわれています。低栄養の高齢者でとくに不足しがちなのが、筋肉や各種酵素などの材料となるタンパク質と、エネルギー源となる炭水化物です。『タンパク質・エネルギー低栄養状態』(PEM)である高齢者は一人暮らしの人で1割未満、通院者の1割、入院者の3割、在宅受診者の3・5割というデータもあります」

■普段食べているものに1品増やす

 ①経済的理由で食事を制限している②1日2食以下③病気で食べ物の種類や量が変化した④果物・野菜・乳製品をあまり食べない⑤3杯以上のお酒を毎日飲む⑥1日3種類以上の薬を服用している⑦毎日1人で食事⑧半年で体重が約5キロ減った……などの人は栄養に問題がある可能性がある。とくに血液中のタンパクの一種で総タンパクの6割を占め、栄養・代謝物質の運搬などの働きを行う血清アルブミンの値が「3・5g/デシリットル以下」の場合も低栄養が疑われる。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  4. 4

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  5. 5

    本命は今田美桜、小芝風花、芳根京子でも「ウラ本命」「大穴」は…“清純派女優”戦線の意外な未来予想図

  1. 6

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  2. 7

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  3. 8

    石破首相続投の“切り札”か…自民森山幹事長の後任に「小泉進次郎」説が急浮上

  4. 9

    今田美桜「あんぱん」44歳遅咲き俳優の“執事系秘書”にキュン続出! “にゃーにゃーイケオジ”退場にはロスの声も…

  5. 10

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃