緊急事態宣言下での家庭内トラブルを避ける「3つの方法」

公開日: 更新日:

 緊急事態宣言から3週間以上が過ぎ、イライラもピークという人もいるはずだ。それをうまく処理しなければ「家庭内暴力」に発展しないとも限らない。どうすればいいのか? 精神科医で独協医科大学埼玉医療センターこころの診療科の井原裕教授に聞いた。

  ◇  ◇  ◇

 安倍首相は4月7日の緊急事態宣言発令の際に、「人と人との接触を8割削減!」と訴えました。この数値の背後には、疫学の専門家で、厚生労働省の対策班のメンバー、西浦博教授(北大)の試算がありました。教授は、社会全体で対人接触を7割減らした場合と、8割減らした場合とを比較。7割だと感染者が減じてもその後再び増加に転じ、結局、収束に時間がかかる。8割だと急激な感染者数減少が見込まれるとしています。この7割か8割かといった数値については、現在でも賛否がありますが、対人接触の機会を減らす必要があることは間違いありません。この国の主役は安倍首相でもなければ、加藤厚労大臣でもなく、対策会議の尾身茂先生でもなければ、西浦教授でもありません。国民です。国民一人一人が行動を変えなければ、現状を打開できないはずなのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    福山雅治&稲葉浩志の“新ラブソング”がクリスマス定番曲に殴り込み! 名曲「クリスマス・イブ」などに迫るか

  3. 3

    年末年始はウッチャンナンチャンのかつての人気番組が放送…“復活特番”はどんなタイミングで決まるの?

  4. 4

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  5. 5

    やす子の毒舌芸またもや炎上のナゼ…「だからデビューできない」執拗な“イジり”に猪狩蒼弥のファン激怒

  1. 6

    羽鳥慎一アナが「好きな男性アナランキング2025」首位陥落で3位に…1強時代からピークアウトの業界評

  2. 7

    【原田真二と秋元康】が10歳上の沢田研二に提供した『ノンポリシー』のこと

  3. 8

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  4. 9

    渡部建「多目的トイレ不倫」謝罪会見から5年でも続く「許してもらえないキャラ」…脱皮のタイミングは佐々木希が握る

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」