著者のコラム一覧
尾上泰彦「プライベートケアクリニック東京」院長

性感染症専門医療機関「プライベートケアクリニック東京」院長。日大医学部卒。医学博士。日本性感染症学会(功労会員)、(財)性の健康医学財団(代議員)、厚生労働省エイズ対策研究事業「性感染症患者のHIV感染と行動のモニタリングに関する研究」共同研究者、川崎STI研究会代表世話人などを務め、日本の性感染症予防・治療を牽引している。著書も多く、近著に「性感染症 プライベートゾーンの怖い医学」(角川新書)がある。

「亀頭包皮癒着」は無理にむく必要はない 女性にも起こる

公開日: 更新日:

 男性は誰もが赤ちゃんの頃は、おちんちんが包茎の状態になっています。

 しかし、子供が3歳くらいになると包茎を気にした親御さんが無理にむこうとして、先端から根元にむけて、引っ張ってしまうことがあります。

 これは痛いだけでなく、傷つけてしまうと包皮の狭窄(きょうさく)につながるのでやってはいけません。

 ペニスを覆っている包皮は「外板」と呼ばれる外から見える皮膚の部分と、ペニスの先端で内側に折り返している「内板」と呼ばれる部分からなっています。

 赤ちゃんの頃は包皮内板と亀頭は癒着しているのです。そして、幼児期から第2性徴期(10歳くらいから)の間に徐々に亀頭から包皮がはがれて、むけてきます。

 ところが比較的まれではありますが、幼児期に包皮が完全にむけず、亀頭と包皮内板の一部が癒着したままの状態で成人になってしまう場合があります。これを「亀頭包皮癒着」といいます。

 また、正常に亀頭と包皮がはがれても、包皮内板に炎症や傷ができて、その部分が後天的に癒着することもあります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景