夫が感染…妻はその時<前編>大丈夫だとタカをくくって…

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「検査結果は翌日に分かるとのことで、その日も夫と一緒に過ごしました。まさか感染しているとは思ってもいなかったので、普段と同じ生活です。翌日は夫も私も仕事で家を空けました。その時点でもとくに心配はしていなかったんですが、夕方になって夫から電話がかかってきて、『陽性だった。明日から隔離入院になるから、今日は帰ってこない方がいい』と言われたんです」

 まやさんはまさかの事態に動揺した。夫の症状は悪化しないだろうか。ひょっとしたら自分も感染しているかもしれない……。迷いに迷ったが、そのまま他人との接触を避けつつ、その日はホテルに泊まることにした。

 ホテルの部屋にこもり、これまでのこと、これからのことを考えた。そういえば、夫は熱が出た1週間ほど前に飲み会があったと言っていた。数日後、その店で新型コロナのクラスターが発生したというニュースを目にしたから、そこで感染したのではないか。

 だとすると、感染していた夫と10日ほど一緒に生活していたことになる。食事も一緒に取っていたし、同じベッドで寝起きしていた。たまたま夫婦生活こそなかったが、検査当日に「どうせコロナじゃないから大丈夫」と、わざと何度もキスを繰り返した。いったい、なんであんな軽率なことをしてしまったのか……。

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