サッカー選手の松本光平さん 外傷性の両眼の障害との闘い

公開日: 更新日:

松本光平さん(プロサッカー選手)=外傷性黄斑円孔・外傷性網膜剥離

 見た目はわかりませんが、右目は真っ白で何も見えていませんし、左目もぼんやりとかすんだ感じ。前に人がいることは分かりますが、顔のパーツはあまり見えていません。この先も元の視力を取り戻せる可能性はほとんどありません。

 でも大丈夫。僕は右サイドバックというポジションなので、右側はサイドラインしかないわけで、最悪、左側が少しでも見えればサッカーはできるなと思っています(笑い)。

 事故が起こったのは今年の5月半ば、ニュージーランドの選手寮のガレージでした。コロナ禍で練習もないので、1人でトレーニングしていたのです。ボートを漕ぐような格好でチューブを全力で引っ張っていたその時、チューブを固定していた金具が外れて僕の右目を直撃しました。一瞬、変な声が出てしまったくらい痛みを感じ、痛すぎて右目を押さえてしばらくうずくまってうめいていたと思います。

 その後、恐る恐る鏡を見ると、全部がぼやけていました。そこで初めて左目も負傷していることに気づいたのです。外れた金具とともに飛んできたチューブが左目にも当たっていたのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?

  4. 4

    上白石萌音・萌歌姉妹が鹿児島から上京して高校受験した実践学園の偏差値 大学はそれぞれ別へ

  5. 5

    “名門小学校”から渋幕に進んだ秀才・田中圭が東大受験をしなかったワケ 教育熱心な母の影響

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  3. 8

    星野源「ガッキーとの夜の幸せタイム」告白で注目される“デマ騒動”&体調不良説との「因果関係」

  4. 9

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも