顔が「白い」と夫に言われ…東ちづるさん胃がん克服を語る

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 がんが分かったのは退院から2~3日後です。「99%良性だろう」と言われていたのですが、病院から呼び出しがあったので、「あ、1%の悪性だったんだな」と察しました。医師から告げられる前に「がんだったんですね」と切り出し、極めて初期のがんでスキルス性ではないことを確認しました。

 治療は、胃の2分の1切除手術を提案されました。でも、私は「ほかにありませんか?」と何度も食い下がったんです。「切除手術がスタンダードなことは分かりますけれど、『切るほどじゃなかった』という確率はどのくらいですか?」と聞いてみたのです。すると、「90%」という回答。ならば2分の1切除じゃない方にしようと思い、最後の最後の選択として出てきた「内視鏡的粘膜下層剥離術」を選びました。リンパ節に転移がなく、場所や大きさが条件に合ったからこそできる手術です。

 じつは手術する前にセカンドオピニオンも受けました。ボランティア活動の中で私がいつもおすすめしていることだから、自分もやらなきゃと思って……。でも結果は同じだったので、最初の病院で手術を受けたのです。

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