前立腺がん克服した吉川精一さん「主治医の言葉に救われた」

公開日: 更新日:

吉川精一さん(80歳/元NHKアナウンサー・演歌歌手)=前立腺がん

がん」と聞いた日の病院からの帰り道は、もうガックリしてしまって幽霊のようでした。勝手なイメージで「今日明日にも死んじゃう病気」だと思っていましたから、間もなく食欲がなくなって、痩せて、青白くなって仕事ができなくなるんじゃないかと心配で心配で……。

 でも、あれからちょうど10年。こうして元気で現在に至っています。

 前立腺がんが分かったきっかけは、NHK時代から健康診断でお世話になり、定年後も毎年診ていただいているかかりつけの病院での2011年6月の定期検査でした。「PSAの数値がちょっと上がっているからちゃんと検査を受けたほうがいい」と言われたのです。PSAは前立腺特有のタンパク質の値で、その数値が高いほど、がんの可能性が高いそうです。

 私は、当時から血圧血糖値、中性脂肪が高めで1日に10錠以上の薬を飲んでいました。ただ、前立腺に関係するような自覚症状はなかったですし、PSAが何かも知りませんでした。でも、かかりつけ医の判断で検査をしてもらったおかげで早期にがんが発見できたのです。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一コンプラ違反で無期限活動休止の「余罪」…パワハラ+性加害まがいのセクハラも

  2. 2

    クビ寸前フィリーズ3A青柳晃洋に手を差し伸べそうな国内2球団…今季年俸1000万円と格安

  3. 3

    高畑充希は「早大演劇研究会に入るため」逆算して“関西屈指の女子校”四天王寺中学に合格

  4. 4

    「育成」頭打ちの巨人と若手台頭の日本ハムには彼我の差が…評論家・山崎裕之氏がバッサリ

  5. 5

    進次郎農相ランチ“モグモグ動画”連発、妻・滝川クリステルの無関心ぶりにSNSでは批判の嵐

  1. 6

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  2. 7

    吉沢亮「国宝」が絶好調! “泥酔トラブル”も納得な唯一無二の熱演にやまぬ絶賛

  3. 8

    ドジャース大谷「二刀流復活」どころか「投打共倒れ」の危険…投手復帰から2試合8打席連続無安打の不穏

  4. 9

    銘柄米が「スポット市場」で急落、進次郎農相はドヤ顔…それでも店頭価格が下がらないナゼ? 専門家が解説

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題か...大谷の“献身投手復帰”で立場なし