もうダメだと思った デンジャラス安田さん髄膜腫を振り返る

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 この時の先生の「良性」という言葉を信じて、僕はこのあと一切、髄膜腫のことを調べたり聞いたりしませんでした。奥さんと再び病院へ行った時も僕は一切質問せず、なるべく目をそらして怖い情報を入れないようにしていました。

■面会に来た妻に抱きつかれてビックリ

 入院は「10日間」とのことでした。入院前日の番組収録で、演者やスタッフに報告すると「入院中のことを毎日メモしておけば?」と勧められたので、できる限りスマホにメモしましたよ。「10日後に退院する安田」ってタイトルをつけて(笑い)。

 手術は朝9時から午後2時半までかかったようです。全身麻酔だったので、気づいたらICU(集中治療室)にいました。開頭した頭はしっかりあおむけであまり動かせないよう特殊な枕にスッポリはまっていました。痛み止めがよく効いていたようで、メモによると翌日にはもう朝食の納豆を食べています。

 すこぶる順調な入院生活の中でひとつ想定外だったことがありました。手術の翌々日、コロナ禍で原則家族も病室に入れない状況の中、例外的に面会が認められた奥さんから急に抱きつかれてビックリしたんです。いつも割と冷静な奥さんなので事情を聴くと、どうやら手術中の映像を見せてもらったようでした。なかなかの“画”だったようです。

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