指1本動かすのも激痛…タレントの浜口順子さん若年性突発性関節炎を振り返る

公開日: 更新日:

浜口順子さん(タレント/39歳)=若年性突発性関節炎

 3歳から13歳の10年間、子供ながらに闘った病気が「若年性特発性関節炎」という難病です。当時は「若年性慢性関節リウマチ」と呼ばれていました。自己免疫疾患のひとつで原因は不明なうえ有効な治療薬もなく、痛み止めの薬で痛みを抑える対症療法だけでした。

 始まりは40度ぐらいの高熱だったそうです。3歳の記憶はあまりないので、母から聞いた話ですが、風邪かと思って私を近所の町医者に連れて行き、薬をもらって帰ってきたけれどずっと熱が下がらず、ふと見ると私の歩き方がおかしいことに気づいて、次に総合病院へ私を連れて行ったそうです。

 そこで「白血病の疑いがある」と言われて母はショックを受け、人知れず泣いたといいます。でも血液検査などで詳しく調べた結果、白血病と断定できるものがなく、若年性慢性関節リウマチと診断されました。大阪ではかなり大きな病院でしたが、症例がなかったのでわからなかったようです。この病気は1万人に1人といわれる難病なのです。

 現在の薬事情はわかりませんが、当時の薬は小児用解熱鎮痛薬だけでした。医師の処方のもと、1日21錠分、粉薬で飲んでいました。幼稚園児なのに胃薬やらなんやらも含めて薬をいっぱい飲んでいた記憶があります。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    安青錦は大関昇進も“課題”クリアできず…「手で受けるだけ」の立ち合いに厳しい指摘

  2. 2

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  3. 3

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  4. 4

    中日FA柳に続きマエケンにも逃げられ…苦境の巨人にまさかの菅野智之“出戻り復帰”が浮上

  5. 5

    今田美桜に襲い掛かった「3億円トラブル」報道で“CM女王”消滅…女優業へのダメージも避けられず

  1. 6

    高市政権の“軍拡シナリオ”に綻び…トランプ大統領との電話会談で露呈した「米国の本音」

  2. 7

    エジプト考古学者・吉村作治さんは5年間の車椅子生活を経て…80歳の現在も情熱を失わず

  3. 8

    日中対立激化招いた高市外交に漂う“食傷ムード”…海外の有力メディアから懸念や皮肉が続々と

  4. 9

    安青錦の大関昇進めぐり「賛成」「反対」真っ二つ…苦手の横綱・大の里に善戦したと思いきや

  5. 10

    石破前首相も参戦で「おこめ券」批判拡大…届くのは春以降、米価下落ならありがたみゼロ