開始から10カ月…ワクチン接種後死亡1431件と厚労省が報告

公開日: 更新日:

 では、新型コロナワクチン接種後の心筋炎死亡報告数はどうか?

 12月5日時点での心筋炎死亡報告数は22件(ファイザー社製18件、モデルナ社製4件)。65歳以上、40~64歳、10~39歳と年代別に見るとファイザー社製は9人、4人、5人、モデルナ社製が0人、2人、2人だった。

 このときのファイザー社製ワクチンの推定接種延べ人数は1億6567万7775人。モデルナ社製ワクチンの推定接種延べ人数は3202万1483人だった。

 一方、2019(令和元)年4月時点の人口と同年の心筋炎の死亡数はそれぞれ、1億2625万4000人、203人だったことから、専門部会はワクチン接種群と人口動態統計を用いた非ワクチン接種群との比較において、ファイザー社製、モデルナ社製ともに、若者層において、ワクチン接種群に死亡が多い可能性があるとした。

 こうしたことから、専門部会は死亡例の報告に関しては、被接種者の属性や海外の報告状況も鑑みても、現時点において引き続きワクチン接種体制に影響を与える懸念は認められないとした。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々