コロナワクチン接種で「不正出血」が起こる? 専門家に聞いた

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「新型コロナワクチン接種後、不正出血があった」という内容の投稿がSNSで相次いでいる。ワクチンと不正出血は関係があるのか?

 東京都在住の50代前半の女性は、閉経はまだ迎えていないが、生理の量はかなり減っていた。しかしワクチン(ファイザー製)1回目接種の2日後、大量の不正出血が5日続いた。2回目の接種後は不正出血がなかった。淀川キリスト教病院(大阪市)産婦人科の柴田綾子医長が言う。

「当院でも、患者さんから『ワクチン接種後に生理の出血量が増えた』『閉経していたのに不正出血が出た』といった話を聞いています。感覚として30人に1人くらいの印象でしょうか」

 イギリス、アメリカ、韓国では、ワクチンと不正出血の関係について研究が始まっているが、現時点では関係は不明。日本の厚労省は「直接的に不正出血や月経不順を引き起こすことはない」とホームページに掲載している。

「ワクチン接種後、発熱や体調不良が起こることは報告されており、これらの体の変化やストレスで不正出血が起こっていることも考えられます」(柴田医長=以下同)

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