英国で1日当たりの新規感染者が過去最多を記録…オミクロン株は本当に危ないのか

公開日: 更新日:

 英国で15日、新型コロナの1日当たりの感染者数が過去最多の7万8610人に上ったという。強い感染力を持つとされる「オミクロン株」が登場したためで、1月8日の6万8053人を更新した。その後も感染者数は過去最多を更新し続け、17日には9万3045人となった。

 英国保健相は15日、「ロンドンの新型コロナ感染者の6割はオミクロン株」と語り、今後も感染者数は増えていくことは確実な情勢だ。

 WHO(世界保健機関)も12日の声明で「限られた証拠による」と前置きしたうえで「オミクロン株はデルタ株よりも感染の拡大が速いと分析しており、市中感染が起きている地域ではデルタ株に置き換わる可能性が高い」としている。

 オミクロン株は従来株に比べて50以上の変異があり、人間の細胞に結合するウイルス表面の突起部分だけで32カ所もの変異があることが確認されている。そのため、強い感染力を持つといわれている。香港大学の研究チームはオミクロン株は気管支での増殖が70倍多いとも報告している。

 当然、日本もオミクロン株への備えが必要だが、感染力が強く新規感染者が増えたからといってそれがそのまま危険ということになるのだろうか。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  2. 2

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず

  3. 3

    阪神・佐藤輝明が“文春砲”に本塁打返しの鋼メンタル!球団はピリピリも、本人たちはどこ吹く風

  4. 4

    自民両院議員懇談会で「石破おろし」が不発だったこれだけの理由…目立った空席、“主導側”は発言せず欠席者も

  5. 5

    広末涼子「実況見分」タイミングの謎…新東名事故から3カ月以上なのに警察がメディアに流した理由

  1. 6

    参政党のSNS炎上で注目「ジャンボタニシ」の被害拡大中…温暖化で生息域拡大、防除ノウハウない生産者に大打撃

  2. 7

    国保の有効期限切れが8月1日からいよいよスタート…マイナ大混乱を招いた河野太郎前デジタル相の大罪

  3. 8

    『ナイアガラ・ムーン』の音源を聴き、ライバルの細野晴臣は素直に脱帽した

  4. 9

    初当選から9カ月の自民党・森下千里議員は今…参政党さや氏で改めて注目を浴びる"女性タレント議員"

  5. 10

    “死球の恐怖”藤浪晋太郎のDeNA入りにセ5球団が戦々恐々…「打者にストレス。パに行ってほしかった」