革新的がん医療実用化研究事業 岡山大が治験を進める「穿刺ロボット」

公開日: 更新日:

 医師がCT画像を見ながら、体表面から病変に針を刺して行う検査(生検)や治療のことを「CTガイド下IVR(画像下治療)」という。がんのラジオ波治療や凍結治療などの「アブレーション治療」が代表的な治療法として知られる。

 針の穿刺(せんし)のみで行えるので、患者の体への負担が少なく、短時間で終わることから、がん医療として需要が高まっている。しかし、CT装置の近くで穿刺を行う医師は防護衣を着けていても、CT撮影の放射線による被曝(ひばく)が避けられないという欠点がある。

 そこで岡山大学は医工・産学連携で、放射線の届かないCT装置から離れた位置から遠隔操作で針を穿刺できるロボット(Zerobot)を開発。2018年に人間の患者を対象とした臨床試験を実施。20年からは日本医療研究開発機構の「革新的がん医療実用化研究事業」として、薬事承認を目標とした医師主導治験を進めている。

 どのような仕組みのロボットなのか。代表研究者である岡山大学学術研究院医歯薬学域・放射線医学の平木隆夫教授が言う。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高市首相「嘘つき政治家人生」のルーツを発掘! 34年前に自ら堂々と「経歴詐称」を認めていた

  2. 2

    医学部に進学した息子のために老後破産したエリートサラリーマンの懺悔

  3. 3

    田中将大が楽天を去った本当の理由…退団から巨人移籍までに俺とした“3度の電話”の中身

  4. 4

    萩本欽一(10)自宅に税務署、友達もいない 萩本少年を救ったのがチャップリンだった

  5. 5

    犯人探しはまだまだ続く? 中山功太案件“解決”で強まる「パンサー尾形の件は誰なの?」の疑問

  1. 6

    炎鵬の宮城野部屋再興は道険し…親方資格取得も立ちはだかる“2つの壁”

  2. 7

    サバンナ高橋“10年いじめ”問題からにじむ上下関係の悪しき伝統と「吉本の闇」…鬼越トマホーク良ちゃんも参戦

  3. 8

    「ダルの真似なんかしてんじゃねえよ」 田中将大にこうハッパをかけた真意

  4. 9

    根尾昂や石川昂弥をトレードで放出しない“中日ならでは”の理由

  5. 10

    【スクープ第3弾!】衆院選での違法な「有料広告動画」疑惑 宮城自民5陣営“総汚染”で組織ぐるみが浮き彫り