スマホで血糖値管理できる「リブレLink」インスリン治療中なら保険適用

公開日: 更新日:

 糖尿病の血糖管理のひとつの方法に、簡易血糖測定器を用いて自分で血糖値を測定する「血糖自己測定(SMBG)」がある。普及しているのは、自分の指先に針を刺して少量の血液を測定器に付けたチップ(測定電極)に染み込ませて血糖値を測る方法だ。

 血糖値を下げる注射薬を使っているインスリン療法中の患者の場合、低血糖を起こす恐れがあるのでSMBGによる血糖管理が保険適用になっている。しかし、測定のたびに指に針を刺さなくてはいけないので、継続が難しい人もいる。

 そこで医療機器メーカー「アボットジャパン」(東京都港区)は、2017年に「FreeStyle(フリースタイル)リブレ」(以下、リブレ)という新しいタイプの測定器を発売している。従来の測定器と何が違うのか。同社ダイアベティスケア事業部のキャロライン・ジョンソンGMが言う。

「医師の指導が必要ですが、リブレは指を針で刺す必要はなく、二の腕の部分に500円玉大の丸い薄いセンサーを貼り付けるように装着します。そして、センサーに専用リーダー(測定器本体)を服の上からでもかざすことで、その時点の測定値が表示され、少なくとも8時間に1回の測定で連続的なデータが記録できます。また、センサーは1回の装着で、最長14日間使用することが可能です」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    立花孝志氏はパチプロ時代の正義感どこへ…兵庫県知事選を巡る公選法違反疑惑で“キワモノ”扱い

  2. 2

    タラレバ吉高の髪型人気で…“永野ヘア女子”急増の珍現象

  3. 3

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  4. 4

    中山美穂さんの死を悼む声続々…ワインをこよなく愛し培われた“酒人脈” 隣席パーティーに“飛び入り参加”も

  5. 5

    《#兵庫県恥ずかしい》斎藤元彦知事を巡り地方議員らが出しゃばり…本人不在の"暴走"に県民うんざり

  1. 6

    シーズン中“2度目の現役ドラフト”実施に現実味…トライアウトは形骸化し今年限りで廃止案

  2. 7

    兵庫県・斎藤元彦知事を待つ12.25百条委…「パー券押し売り」疑惑と「情報漏洩」問題でいよいよ窮地に

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    大量にスタッフ辞め…長渕剛「10万人富士山ライブ」の後始末

  5. 10

    立花孝志氏の立件あるか?兵庫県知事選での斎藤元彦氏応援は「公選法違反の恐れアリ」と総務相答弁