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坂本昌也国際医療福祉大学 医学部教授 国際医療福祉大学 内科部長・地域連携部長

専門は糖尿病治療と心血管内分泌学。1970年、東京都港区生まれ。東京慈恵会医科大学卒。東京大学、千葉大学で心臓の研究を経て、現在では糖尿病患者の予防医学の観点から臨床・基礎研究を続けている。日本糖尿病学会、日本高血圧学会、日本内分泌学会の専門医・指導医・評議員を務める。

どんなに食事に気を付けていてもLDLコレステロールは劇的には下がらない

公開日: 更新日:

食事にも気を付けているし、週3回はジョギングをし、スポーツジムにも通って運動をしているのに、悪玉コレステロールが下がりません。薬を飲みたくないので、なんとか下げたいのですが」

 40歳の男性は、昨年の健康診断でLDLコレステロールが150㎎/デシリットルという結果が出ました。LDLコレステロールは「悪玉コレステロール」と呼ばれているもので、140㎎/デシリットル以上で「高い」と診断されます。

 会社近くの医療機関で再検査を受けても、LDLコレステロールはやはり140㎎/デシリットルを超えており、「高い」との診断。ただ、中性脂肪は低く、高血圧糖尿病、過去の心筋梗塞などがなく、動脈硬化にかかわる数値はすべて正常範囲内でした。

 男性は奥さんと相談し、一緒にスポーツジムに入会。皇居のジョギングを週末行っている友人のグループにも参加させてもらい、ジョギングも始めました。

 もともとテニスやスキーが好きなアクティブなタイプで、体を動かすことには抵抗がなかったそうです。

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