10人に1人が「爪水虫」分厚い爪や濁った爪があれば皮膚科へ…転倒リスク2倍との報告も

公開日: 更新日:

「爪白癬が疑われる場合、爪の下から検体を採取し、顕微鏡で観察します。これで白癬菌の菌糸が発見されれば爪白癬と診断します。爪白癬は、検査をしない限り診断をつけられません。熟練の皮膚科医でも、爪白癬の50%ほどしか見た目で診断できないといわれています」

 爪白癬に、自然治癒はない。爪白癬を治療しなければ、足白癬を治したとしても、白癬菌は爪にすみ着いているので、足白癬を何度でも再発する。

「爪白癬の治療には塗り薬または飲み薬を用います」

 一般的に、飲み薬の方が塗り薬より効き目が強い。ただ、副作用の問題もあるので、医師が患者の状態を見て、最も適切なものを選ぶ形になる。

 現在、爪白癬の処方薬は塗り薬が2種類、飲み薬が3種類。爪白癬の薬は、変形・変色した爪を元の形に戻すものではない。薬の有効成分が効いてくると、感染した爪が押し出され、根元から健康な爪が生えてくる。足の爪が完全に生え変わるまで時間がかかるので、爪白癬の治療も時間がかかる。


「治療期間は、塗り薬で約1年、飲み薬で3~6カ月ほどかかります」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一コンプラ違反で無期限活動休止の「余罪」…パワハラ+性加害まがいのセクハラも

  2. 2

    クビ寸前フィリーズ3A青柳晃洋に手を差し伸べそうな国内2球団…今季年俸1000万円と格安

  3. 3

    高畑充希は「早大演劇研究会に入るため」逆算して“関西屈指の女子校”四天王寺中学に合格

  4. 4

    「育成」頭打ちの巨人と若手台頭の日本ハムには彼我の差が…評論家・山崎裕之氏がバッサリ

  5. 5

    進次郎農相ランチ“モグモグ動画”連発、妻・滝川クリステルの無関心ぶりにSNSでは批判の嵐

  1. 6

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  2. 7

    吉沢亮「国宝」が絶好調! “泥酔トラブル”も納得な唯一無二の熱演にやまぬ絶賛

  3. 8

    ドジャース大谷「二刀流復活」どころか「投打共倒れ」の危険…投手復帰から2試合8打席連続無安打の不穏

  4. 9

    銘柄米が「スポット市場」で急落、進次郎農相はドヤ顔…それでも店頭価格が下がらないナゼ? 専門家が解説

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題か...大谷の“献身投手復帰”で立場なし