今年こそ水虫を徹底して治したい ポイントは 「爪」にあり

公開日: 更新日:

「たかが水虫」と思っている人もいるだろう。しかし、放置すると家族中に感染させかねない。爪の変形が生じると高齢者では転倒のリスクが高まる。糖尿病患者では水虫は細菌感染の危険因子となり潰瘍や壊疽が進行して足を切断しなければならないこともある。

 この水虫、足白癬(足の水虫)と爪白癬(爪の水虫)があるが、治療薬が異なる。

「足白癬は市販薬でも治せます。しかし、爪白癬の治療薬は市販されていません。病院で処方してもらうしかない。もし薬局で『爪水虫の薬をください』と言って市販薬を出されたら、それは効かない薬です」(埼玉医科大総合医療センター皮膚科・福田知雄教授=以下同)

 爪白癬は厄介な病気だ。爪で白癬菌がガードされているため治りにくく、治療開始が遅れるほど治りにくい。

 また爪白癬は、白癬菌の巣のようなもの。足白癬が薬で良くなっても、爪白癬がそのままなら“巣”から白癬菌が菌糸を伸ばして足の皮膚に感染、足白癬を繰り返す。

 さらに、稀ではあるもののお尻や背中などに白癬菌が感染し、“カビ”が生えることも。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    突然告げられた強制米留学、現地では毎日ドミニカ人全員に飯を奢り続け、球団の領収書を切った

  2. 2

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  3. 3

    全英V山下美夢有の「凱旋フィーバー」は望み薄…6年前の渋野日向子と決定的な違いとは?

  4. 4

    酷暑の大阪万博会場を歩いたら“地獄”だった! 午後の気温は40度近く、大屋根リングはガラガラ

  5. 5

    中山美穂「香典トラブル」で図らずも露呈した「妹・忍」をめぐる“芸能界のドンの圧力”

  1. 6

    長渕剛がイベント会社に破産申し立て…相次ぐ不運とトラブル相手の元女優アカウント削除で心配な近況

  2. 7

    東洋大姫路(兵庫)岡田監督「大学からは『3年で』と言われたけど、ナンボ何でも無理ですと」

  3. 8

    山下美夢有が「素人ゴルファー」の父親の教えでメジャータイトルを取れたワケ

  4. 9

    中村芝翫に別れたはずの愛人と元サヤ報道…夫が不倫真っ只中でも妻・三田寛子は家族写真投稿の複雑胸中

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希“ゴリ押し”ローテ復帰が生む火種…弾き出される投手は堪ったもんじゃない