水虫悪化を防ぐ!専門家が教える「知っておくべき7つのポイント」

公開日: 更新日:

【かゆくなくても水虫】

「テレビCMなどでは、いかにもかゆいような感じですが、あれは間違いです」(埼玉医大皮膚科・常深祐一郎教授)

 足の水虫菌(白癬菌)は、宿主(人間)の免疫に察知されないよう角質層にひっそりとすみ着いている。だからほとんど症状がない。

「水虫じゃないと思っている人の中にも、単に気づいていないだけという人がかなりいるはずです。そういう人も水虫菌をばらまいています」(常深教授)

【見た目でわからない】

 足の指の間の皮膚がじゅくじゅくしている、皮が剥ける、皮膚がふやけて白くなる、水膨れが足の裏にできる、かかとがカサカサする……。典型的な水虫の症状だが、水虫をよく診ている皮膚科医でも、見た目だけで水虫かどうかは診断できないという。

「水虫の症状とそっくりな皮膚疾患はいくつもあります。顕微鏡検査をせずに水虫という診断をするのは皮膚科医でもかなり難しく、ほぼあてずっぽうに近い。一般の人が見た目で水虫だと判断し薬局で水虫の治療薬を買うのは、外れていることも少なくない」(常深教授)

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一コンプラ違反で無期限活動休止の「余罪」…パワハラ+性加害まがいのセクハラも

  2. 2

    クビ寸前フィリーズ3A青柳晃洋に手を差し伸べそうな国内2球団…今季年俸1000万円と格安

  3. 3

    高畑充希は「早大演劇研究会に入るため」逆算して“関西屈指の女子校”四天王寺中学に合格

  4. 4

    「育成」頭打ちの巨人と若手台頭の日本ハムには彼我の差が…評論家・山崎裕之氏がバッサリ

  5. 5

    進次郎農相ランチ“モグモグ動画”連発、妻・滝川クリステルの無関心ぶりにSNSでは批判の嵐

  1. 6

    「時代と寝た男」加納典明(19) 神話レベルの女性遍歴、「機関銃の弾のように女性が飛んできて抱きつかれた」

  2. 7

    吉沢亮「国宝」が絶好調! “泥酔トラブル”も納得な唯一無二の熱演にやまぬ絶賛

  3. 8

    ドジャース大谷「二刀流復活」どころか「投打共倒れ」の危険…投手復帰から2試合8打席連続無安打の不穏

  4. 9

    銘柄米が「スポット市場」で急落、進次郎農相はドヤ顔…それでも店頭価格が下がらないナゼ? 専門家が解説

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題か...大谷の“献身投手復帰”で立場なし