寒い日に掃除をするなら要注意は…前かがみにしゃがみ込む雑巾がけや庭の手入れ

公開日: 更新日:

 年末は忙しくて大掃除をし損ねたなんて人や、正月明けは心機一転、家中をピカピカに掃除する! などと気合を入れている人もいるだろう。

 しかし、寒い冬の掃除は心臓にとって大敵になる。順天堂大学医学部心臓血管外科特任教授の天野篤氏はこう説明する。

「掃除には血圧を急上昇させたり脈拍を増やしたりするなど、心臓に大きな負担をかける動作が多いのです。それが寒い環境になると、なおさら変化が急激になり、心臓の負担もそれだけ増大します。心臓にトラブルを抱えている人はもちろん、心臓病のリスク因子となる高血圧、高血糖、高コレステロール、肥満などの生活習慣病がある人は、起床して、部屋の温度が低い中で作業をしたり、朝早くから外に出て掃き掃除をするのは避けたほうがいいでしょう」

 部屋、廊下、台所、洗面所、トイレ、浴室などの掃除に加え、洗濯や炊事、洗車にも注意が必要だ。

「拭き掃除、炊事、洗車などで冷たい水に触れるだけでも、心臓には負担がかかります。さらに、水を入れた重いバケツを持って移動したり、濡れて重くなった洗濯物を洗濯かごで運んだり、布団の上げ下ろしをすることでも、血圧は急激に上昇します」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    マツコが股関節亜脱臼でレギュラー番組欠席…原因はやはりインドアでの“自堕落”な「動かない」生活か

  4. 4

    松井秀喜氏タジタジ、岡本和真も困惑…長嶋茂雄さん追悼試合のウラで巨人重鎮OBが“異例の要請”

  5. 5

    巨人・田中将大と“魔改造コーチ”の間に微妙な空気…甘言ささやく桑田二軍監督へ乗り換えていた

  1. 6

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  2. 7

    小泉進次郎氏8.15“朝イチ靖国参拝”は完全裏目…保守すり寄りパフォーマンスへの落胆と今後の懸念

  3. 8

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  4. 9

    「石破おろし」攻防いよいよ本格化…19日に自民選管初会合→総裁選前倒し検討開始も、国民不在は変わらず

  5. 10

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々