寒い冬の朝の頭痛には想像以上の血圧上昇の恐れあり…頭痛治療専門医が警鐘

公開日: 更新日:

 最近、朝に頭痛がひどい。そんな場合、血圧が想像以上に上昇し、脳卒中心筋梗塞のリスクが高くなっている可能性がある。東京女子医大病院脳神経センター頭痛外来客員教授の清水俊彦医師(日本頭痛学会認定専門医)に話を聞いた。

 高血圧と言われたことがない人も、油断は禁物だ。血圧は変動するため、知らないうちに血圧が上昇していたということが起こりうるからだ。

 血圧変動にはストレス、加齢などさまざまな要因が関係するが、いま注意すべきなのは、まず「冬の寒さ」。

「一年のうちで最も寒いシーズンである1月、2月は、手足の末梢血管が寒さで収縮するため、体内の大きな動脈の血液循環量が増加し、通常より収縮期血圧が10~20(㎜/Hg)ほど上昇しがちになります。さらに、年末年始の宴会やお節料理などは塩分が多く、それも冬に血圧が高くなる要因になります」

 次に「朝」。健康な人でも朝は血圧が高く、夜は低いのだが、問題は、朝目覚める直後に血圧が急上昇する「モーニングサージ」だ。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?