腕が痺れてつかめない…「胸郭出口症候群」を見逃さない3つの方法

公開日: 更新日:

 とりわけ注意したいのが、なで肩の女性だ。胸郭出口は肩甲骨回りを吊り上げる僧帽筋によってスペースが保たれているが、僧帽筋の筋力が弱いなで肩の場合、肩の高さが低くなり神経叢が圧迫されやすい。

「さらに女性は男性に比べて筋力が弱いので胸郭出口症候群になりやすい体の構造をしています。当院でも女性の患者さんは男性と比較して4~5倍多く受診されています」

 日常生活を送る中で、手指や腕の痛みや痺れが悪化していないか。次の方法でチェックしてみるといい。

■モーレーテスト

 上を向いた状態で両側の鎖骨の上を指で圧迫する。腕に痛みや痺れがあると腕神経叢が圧迫されている可能性が高い。

■ルーステスト

 胸を張った状態で腕を肩の高さまで水平に上げ、肘を上向きに90度曲げたまま30回グーパーを繰り返す。手指の痺れや前腕のだるさがあると血管が圧迫されている可能性が高い。

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  3. 3

    クマ駆除を1カ月以上拒否…地元猟友会を激怒させた北海道積丹町議会副議長の「トンデモ発言」

  4. 4

    巨人桑田二軍監督の“排除”に「原前監督が動いた説」浮上…事実上のクビは必然だった

  5. 5

    クマ駆除の過酷な実態…運搬や解体もハンター任せ、重すぎる負担で現場疲弊、秋田県は自衛隊に支援要請

  1. 6

    露天風呂清掃中の男性を襲ったのは人間の味を覚えた“人食いクマ”…10月だけで6人犠牲、災害級の緊急事態

  2. 7

    高市自民が維新の“連立離脱”封じ…政策進捗管理「与党実務者協議体」設置のウラと本音

  3. 8

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  4. 9

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  5. 10

    引退の巨人・長野久義 悪評ゼロの「気配り伝説」…驚きの証言が球界関係者から続々