正月に食中毒を起こさない! 「日本食中毒防止協会」専務理事が指摘する対策3原則

公開日: 更新日:

「お節料理は砂糖や塩をしっかり使っているし、火を通したものばかりだから大丈夫」などと考えていないか?

「砂糖、塩を使っていようと、加熱していようと、細菌は生育に最適な条件が揃うと爆発的に増殖します。食中毒とは無縁ではありません」

 こう指摘するのは、「日本食中毒防止協会」専務理事の中島考治さん。

 食中毒対策の3原則は「つけない」「増やさない」「やっつける」だ。

【①つけない】

「手洗いを徹底する。『当たり前のことを言われている』と思われるかもしれませんが、十分にできていないケースが散見されます」(中島さん=以下同)

 指先だけをチャチャチャッと洗っていないだろうか?

「その洗い方では、例えばウェルシュ菌(善玉菌の一種)は落ちません。健康な人や動物の腸内などに生息している細菌で、熱に強く、100度で1時間加熱しても生き残る。家庭料理ではカレーやシチューなどの煮込み料理の中に潜んでいて、50度前後に冷めると増殖し始めます。ウェルシュ菌はトイレで大便をした後、手についたりするのですが、実は指先より手のひらにたくさんついている。指先だけ洗って調理すれば、食品にウェルシュ菌が付着してしまいます」

■関連キーワード

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阿部巨人V逸の責任を取るのは二岡ヘッドだけか…杉内投手チーフコーチの手腕にも疑問の声

  2. 2

    渋野日向子に「ジャンボ尾崎に弟子入り」のススメ…国内3試合目は50人中ブービー終戦

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    沢口靖子「絶対零度」が月9ワースト目前の“戦犯”はフジテレビ? 二匹目のドジョウ狙うも大誤算

  5. 5

    巨人・桑田二軍監督の電撃退団は“事実上のクビ”…真相は「優勝したのに国際部への異動を打診されていた」

  1. 6

    阪神「次の二軍監督」候補に挙がる2人の大物OB…人選の大前提は“藤川野球”にマッチすること

  2. 7

    国分太一が「世界くらべてみたら」の収録現場で見せていた“暴君ぶり”と“セクハラ発言”の闇

  3. 8

    恥辱まみれの高市外交… 「ノーベル平和賞推薦」でのトランプ媚びはアベ手法そのもの

  4. 9

    後藤真希と一緒の“8万円沖縄ツアー”に《安売りしすぎ》と心配の声…"透け写真集"バカ売れ中なのに

  5. 10

    沢口靖子も菅田将暉も大コケ不可避?フジテレビ秋ドラマ総崩れで局内戦々恐々…シニア狙いが外れた根深い事情