著者のコラム一覧
永尾光一一般社団法人日本精索静脈瘤協会代表理事、医療法人社団マイクロ会理事長、 銀座リプロ外科院長、東邦大学名誉教授

1960年生まれ。埼玉県出身。昭和大学で形成外科学を8年間専攻後、東邦大学で泌尿器科学を専攻。東邦大医学部泌尿器科学講座教授、医学博士・泌尿器科専門医、男性不妊治療・精索静脈瘤手術の第一人者。 一般社団法人日本精索静脈瘤協会医療法人社団マイクロ会理事長。

妊活で発覚…性交痛や挿入困難の原因“陰茎湾曲症”とは?

公開日: 更新日:

■“まっすぐにする手術”で改善も

 性交障害がある場合は、湾曲の反対側の白膜を縫い縮めて、バランスを整える「プリケーション法(縫縮術)」という手術が行われます。日帰り手術が可能で、術後2か月程度で性行為やマスターベーションも再開できます。

 ペロニー病の場合は、まず保存的な治療、つまりビタミンEや瘢痕(はんこん)治療薬の内服、ステロイド注射などを行い、硬結が固定した段階で手術に移行するのが一般的です。ただし後天性の場合は、陰茎の短縮が避けられないこともあります。

「少し曲がっている気がするけど、問題ないだろう」と放置していると、妊活や夫婦関係に悪影響が出ることがあります。陰茎湾曲症は恥ずかしさや誤解から、なかなか表に出にくい問題ですが、正しい診断と治療で改善が期待できる疾患です。性交に違和感を覚えたら、一度泌尿器科専門医に相談してみてください。

  ◇  ◇  ◇

 著者の永尾氏は男性の更年期についても解説しています。●関連記事【こちらも読む】「気力がでない」「イライラする」これって男の更年期? 自覚しにくい変化とその見分け方とは…もあわせて読みたい。

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