他にも意外と見落とされがちなのが「薬の影響」です。利尿薬や抗コリン薬(パーキンソン病や頻尿の薬など)は、体の水分を排出したり、汗が出にくくなったりするため、熱中症リスクが高まることがあります。薬を服用中の方は、いつもより慎重な体調管理を心がけましょう。心配なときは、かかりつけ薬剤師にぜひ相談してください。
薬剤師は、薬だけでなく、こうした季節の健康管理にも関われる存在です。体調に不安を感じたときや、「これ、熱中症かも?」と感じたときも、ぜひ近くの薬局に立ち寄ってください。
暑い夏を、無理せず賢く乗り越えていきましょう! 次回は経口補水液についてお話しします。