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荒川隆之薬剤師

長久堂野村病院診療支援部薬剤科科長、薬剤師。1975年、奈良県生まれ。福山大学大学院卒。広島県薬剤師会常務理事、広島県病院薬剤師会理事、日本病院薬剤師会中小病院委員会副委員長などを兼務。日本病院薬剤師会感染制御認定薬剤師、日本化学療法学会抗菌化学療法認定薬剤師といった感染症対策に関する専門資格を取得。

飲んでいる薬の影響で熱中症のリスクが高まるケースがある

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 他にも意外と見落とされがちなのが「薬の影響」です。利尿薬や抗コリン薬(パーキンソン病や頻尿の薬など)は、体の水分を排出したり、汗が出にくくなったりするため、熱中症リスクが高まることがあります。薬を服用中の方は、いつもより慎重な体調管理を心がけましょう。心配なときは、かかりつけ薬剤師にぜひ相談してください。

 薬剤師は、薬だけでなく、こうした季節の健康管理にも関われる存在です。体調に不安を感じたときや、「これ、熱中症かも?」と感じたときも、ぜひ近くの薬局に立ち寄ってください。

 暑い夏を、無理せず賢く乗り越えていきましょう! 次回は経口補水液についてお話しします。

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