猛暑では「口の中」の健康も危ない…飛び込みで来院する患者が急増

公開日: 更新日:

 相変わらず連日の猛暑が続いている。熱中症や夏バテなどを回避するため、暑い夏は体調に気を付けている人も多いだろうが、“口の中”も注意が必要だという。斉藤歯科医院の根岸亮三氏に詳しく聞いた。

「猛暑の時季になると、定期的に通院されている患者さんではなく、飛び込みで来院される患者さんが目に見えて増えます。今年も、普段は1日3~4人前後の飛び込みの患者さんが、1日5~6人と1.5倍くらい増えています。それらの患者さんは、夏になって虫歯や歯周病が急激に進行して症状が現れたというケースがほとんどです。暑い夏は、口腔内の環境が悪化しやすい季節なのです」

 われわれの口腔内にはおよそ700種類、全体で1000億個以上の細菌が生息しているといわれる。

 ほとんどが病原性のない細菌だが、中にはミュータンス菌やP・g菌のように、虫歯や歯周病の原因になる細菌も存在する。

 これらの口腔内細菌は、口の中の環境や免疫力によって普段はバランスが保たれている。しかし、猛暑ではそのバランスが崩れやすくなり、虫歯や歯周病が急激に悪化するという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  3. 3

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  4. 4

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  5. 5

    坂口健太郎に永野芽郁との「過去の交際」発覚…“好感度俳優”イメージダウン避けられず

  1. 6

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  2. 7

    板野友美からますます遠ざかる“野球選手の良妻”イメージ…豪華自宅とセレブ妻ぶり猛烈アピール

  3. 8

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景