【飲む性病予防薬】新予防法「Doxy PEP」の効果と注意点

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 欧米で行われてきた治療法だが、日本では2024年に厚労省研究班が初の公式手引書を発表。実質的な導入が始まっている。

 推奨されるのは、パートナーに不安があった、普段から不特定多数との性交渉がある、過去にクラミジア・梅毒・淋病ほか性感染症にかかったことがある、万一に備えて持っておき性感染症に備えたい人など。

 性行為後できるだけ早く飲むことが大切で、できれば24時間以内、遅くても72時間以内に水と一緒に飲むようにする。それ以上経過すると効果は限定的か、ほとんど期待できなくなる。

 副作用は胃の不快感、吐き気、嘔吐、下痢などの胃腸障害や光線過敏症、食道炎、めまい、頭痛など。まれに重篤な肝機能障害や皮膚症状が生じることがある。

「最大の懸念は抗生物質に対する耐性菌の可能性です。ドキシサイクリンを繰り返し飲んだり、不適切な使用をすることで死滅するはずの細菌が耐性を持ち、その後、抗生物質が効かなくなることがあります。とくに淋菌は薬剤耐性を持ちやすいので注意が必要です」

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