「氷見ブリ」偽装が不起訴処分 ニセ高級魚で業者ボロ儲け

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 ブリといえば、冬の高級魚。中でも富山の氷見産は、超がつく高級ブランドだから、別の産地のブリを氷見産と偽って出荷すれば大儲け……。

 そんな皮算用で、福井県産のブリ131本を、氷見産のブリに交ぜて築地に出荷したとして、不正競争防止法違反の疑いで富山地検に書類送検されていた氷見市の仲卸会社「浅吉」と元代表取締役が、不起訴処分になった。

 おいおい、日本海でつながっているとはいえ、富山湾と若狭湾は能登半島で隔てられている。産地の違いは明らかなのに、富山地検の井上一朗次席検事は「証拠関係に鑑みて判断した」とコメントするだけ。不起訴の具体的な理由を語っていない。

 水産ジャーナリストの西潟正人氏が言う。
「ブリはどこでも水揚げされます。たとえば相模湾なら1キロ2500~3000円ほどで、ほかの産地も大抵これくらいです。それが氷見産になると、1万円にハネ上がる。大きければ大きいほどセリ値が上がり、正月にかけては“ご祝儀相場”になり、15キロクラスだと、ほかの産地の5~6倍の1キロ1万5000円になることもあります。ベラボーな差額に加え、流通過程の利益が上乗せされた分を消費者が負担することになるのだから、検察の判断は理解できません」

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