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売れているからこそ改良 「日清のどん兵衛」進化の歴史

 今年もあとわずか。一年の締めは年越しそばということで、日清食品の看板商品「日清のどん兵衛」に注目したい。メジャーブランドながら常に攻めの姿勢。改良や新商品の投入など、毎年話題に事欠かない。今年11月には、生うどん、生そば食感のノンフライ袋麺を発売し、上々の滑り出し。特にそばが好調だという。

 誕生は1976年。ほかの和風カップ麺との差別化を図るため、どん兵衛はマーケティングの手法を取り入れ開発された。それはつまり、消費者が求めるものを作るということ。結果、どんぶり型の容器、麺はうどんらしく白く・太くという本格派の製品になった。とくに画期的だったのが、東西で異なる2種類のつゆ。

「嗜好の地域性にこだわった。東日本は濃い口、西日本は薄口文化。その特徴を忠実に再現した」(ブランドマネジャーの大石哲夫氏)

 戦略は見事当たり、「きつねうどん」も「天ぷらそば」も発売と同時に売れに売れた。以来、本格和風カップ麺のパイオニアとして市場を牽引してきたわけだが、その勢いがいまなお続いているのがどん兵衛の強みだ。

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