列車事故で賠償命令 認知症の親を抱える家族の備えは?

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「認知症の人の鉄道事故はこれからどんどん増えるから、全部JRが(破損代や人件費等の)面倒見るのはムリやわぁ」

 松本人志(50)が先日のテレビで、こんな感想をもらしていた。7年前、愛知県大府市に住む認知症男性(当時91)が電車にはねられた死亡事故。男性の遺族がJR東海に賠償を求められ、名古屋高裁が妻に約360万円の支払いを命じた判決に関してだ。

 賠償額は、1審の約720万円から減額されたものの、高齢の妻(91=当時85)に対する非情な判決として受け止めた人は多い。

 メディアの論調は「時代の流れに逆行した判決」(西日本新聞)といったトーンが大半で、週刊朝日に至っては「賠償請求は鉄道会社のエゴ」「線路に簡単に入れるような鉄道を敷く会社にも問題がある」と言い切っている。

 高裁の裁判長は、家族の献身的な介護は認めながらも、過去に男性が2度行方不明になったこと、かなりの資産を有していながらホームヘルパー等を雇うなどの注意態勢を怠ったことを指摘した。

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