【アース製薬】デング熱で売上げ好調のホクホク
猛威を振るったデング熱の影響で軒並み株価が上がった殺虫剤メーカー。
そのひとつ、同社に勤務するAさん(32)の年収は約600万円。同業他社に比べ高水準だ。Aさんは「賞与は年3回、地域手当の比率が大きく、東京なら月12万円、地方なら1万円と年間で100万円くらいの差が出ます。出世をして東京勤務になるのが得策なのですが、老舗メーカーにありがちな上司にゴマをする社員が昇進する傾向にあります」とやや苦笑い。
大塚製薬のグループ企業なので、フィットネスクラブなどの福利厚生は充実している。「営業のノルマはさほど厳しくありませんが、殺虫剤のハイシーズンは客先回りや資料作りで夜遅くまで拘束されます。夏季休暇が5日付与されるのですが、なかなか消化できないのが現状ですね」とAさん。
年中無休の小売店が増えたこともあり、土日出勤は当たり前。出来る人に仕事が集中するといった同僚たちの愚痴も多いのだという。