35人を40人に…「学級崩壊」を加速させる財務省の“空論”

公開日: 更新日:

 食費を削ってでも、わが子にはいい教育を受けさせたい。そんなフツーの親心が、財務官僚には理解できないようだ。

 財務省は、公立小学校の1年生に導入されている35人学級を40人に戻すべきだと言い始めた。それで教職員数を約4000人、義務教育費の国庫負担を約90億円削減できるとソロバンをはじいている。が、大阪産業大客員教授の八幡義雄氏(教育指導論)は、こう言って眉をひそめる。

「1クラスの人数が減ったからといって“学級崩壊”がなくなるとは限りませんが、今より増えれば、確実に加速します。最近は、学生時代に1対1の個別指導の塾講師をしていたという若い先生が結構いて、大勢の児童を目の前にした途端に、途方に暮れてしまう。子どもたちが騒いで収拾がつかなくなり、授業中に他の先生に助けを求めにいくのは、まだマシな方です。ただ呆然と黒板に向かうだけで荒れるがまま。そんな先生も少なくありません」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    厚生年金70歳以上義務化で日本は“ブラック国家”まっしぐら

  2. 2

    広瀬すずにもNHKピリピリ…朝ドラ主演の過酷さと監督事情

  3. 3

    「昭和の人間ですが」中森明菜が平成最後に綴る手紙の悲痛

  4. 4

    化粧しっかり…松嶋菜々子「なつぞら」の"雪肌"に違和感

  5. 5

    いい人アピール安倍首相“大聖堂お見舞い”プランのハタ迷惑

  6. 6

    「なつぞら」広瀬すず友達役…富田望生は“視聴率の女神”か

  7. 7

    あんだけ体重があるのに大阪桐蔭の西谷監督はフットワークが軽い

  8. 8

    パ球団トレード打診も…阪神は藤浪を“飼い殺し”にするのか

  9. 9

    杉並区議選応援で大混乱 杉田水脈議員に差別発言の“呪い”

  10. 10

    「なつぞら」高畑淳子 "テンション高め"の演技に懸念浮上

もっと見る