「超オス」養殖化に成功 トラフグ白子が庶民価格になる日

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 フグの中でもトラフグは高級だ。特に白子を持つオスは、メスより珍重される。都内の卸業者は「最近はオス不足で、白子の相場は、養殖で通常の3倍のキロ単価2万円。天然だと通常の2倍の2万4000円ほど。白子を料理屋で食べたら、確実に1万円だね」という。
 そんな庶民の高根の花が安く食べられるようになりそうだ。長崎県総合水産試験場が東京海洋大などと共同で、オスだけを産む養殖技術を開発したのだ。

 浜崎将臣主任研究員が言う。
「トラフグには、XとYの染色体があり、XXはメス、Yがひとつでもあるとオスになります。そこで、トラフグのオスの精巣からXとYの染色体を持つ精原細胞を取り出して、メスに移植。これにオスを掛け合わせると、理論上、4分の1の確率で、YYの染色体を持つオスが生まれます。YYはなぜか自然界にはない組み合わせですが、これを『超オス』と名付け、超オスなら、どのタイプのメスと交配しても、稚魚は必ずオスになると考えたのです。09年の研究スタートから6年、狙い通りの成果が得られました」

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