消費増税分にも満たず 官製春闘「賃上げラッシュ」のマヤカシ

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 安倍政権の賃上げ要請を受け、大企業は次々とベースアップ(ベア)に踏み切っている。トヨタ自動車が月額4000円、日立製作所3000円――。経営側は「大盤振る舞い」と胸を張り、大メディアは「過去最高水準の賃上げ」とはやし立てる。

 政府主導の官製春闘だとはいえ、サラリーマンにとって給与増は大歓迎だ。小遣いアップを期待する人もいそうだが、実はこの程度の賃上げは焼け石に水でしかない。

 連合の集計(3月20日)によると今春闘の賃上げ額は、定期昇給を含めて月額7497円。ベア分は2466円だ。

「定昇は、どん底不況にでもならない限り、毎年確実に実施されます。だから、実質的な賃上げはベア分の年間3万円弱。家計が楽になると思ったら大間違いです」(市場関係者)

 賃上げラッシュで影を潜めてしまったが、昨年4月の消費増税で家計は大打撃を受けた。静岡大学名誉教授の土居英二氏の試算によると、平均家庭で8万5000円の負担増。ベア分ではまるで足りないのだ。

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