未来へ踏み出す花火<福島県広野町>

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 東日本大震災での原発事故により、原発から30キロ圏内のこの町は避難区域に指定され、翌2012年3月まで町民は避難を余儀なくされた。これ自体は知っている人もいるだろう。

 しかし同年8月11日、「鎮魂、そして再会 よみがえれ ふるさと」を合言葉に、犠牲者の鎮魂と原発事故からの復興を祈念する花火大会が行われたことを知っている人は少ないのではないか。

 1回目の12年の花火大会は、しとしと雨の降る中で開催された。打ち上がる花火は、亡くなった人を偲ぶように霞がかった夜空を彩った。多くはない来場者が数人ずつ固まって空を見上げていたのが印象的だった。

 あれから3年。今年は8月8日に開催。町外れの二ツ沼総合公園に移った会場では、小さな子供連れの家族や多くの若者が集まり、にぎわいを見せていた。おいしそうな香りがただよう屋台は、どこも盛況だ。軽快な語り口のDJが場を盛り上げ、あちこちから笑い声が聞こえてくる。

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