川のほとりの茶屋にて<稲田堤>

公開日: 更新日:

 JR稲田堤駅から15分ほど歩いただろうか……、視界が急に開けた。多摩川沿いに着いたのだ。

「やってる、やってる」

 同行者が声を上げた。今回の目当ては、川沿いの昭和10年創業の茶屋「たぬきや」で飲むこと。一軒ポツンと立っているその店は、電話番号も住所も非公開なので、開いているかどうかは行かないとわからない。

「営業中」と書かれた赤いのぼりが開店の目印。京王相模原線の電車の窓から見ることもできるが、そのために京王線に乗っている時点で「たぬきや気分」満載なのだから、休業していた日にゃ、力が抜けてしまう。

 台風が通過し、一気に気温が「夏」になった休日の夕方。海の家風の茶屋はクーラーがないが、風が通り涼しい。畳の上に足を投げ出して座り、文庫本を熱心に読んでいるおじさん、酒で真っ赤になって盛り上がっている大学生風のグループ、焼きそばをつついているカップル。多摩川沿いにはサイクリングロードがあるので、サイクリングの途中に寄った風情の客も多い。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    田原俊彦が干された真相…「BIG発言」だけではなかった

  2. 2

    土屋太鳳&山崎賢人まさかの4度目共演…焼けぼっくいに火?

  3. 3

    劣化が止まらない日本 安倍政権6年半の「なれの果て」

  4. 4

    夜の六本木から小栗旬グループが消えた…“なるほど”な理由は

  5. 5

    TOKIO城島の結婚を阻む ジャニーズの「リーダー暗黙の掟」

  6. 6

    ミスコン女王にも冷ややかな目…土屋炎伽を待つ不穏な未来

  7. 7

    専門家が指摘「再び東京湾台風が上陸する」地震のリスクも

  8. 8

    囁かれる山Pの二の舞…脱退&退所の錦戸亮に明日はあるか

  9. 9

    浜崎あゆみと交際7年 なぜ「M」にTOKIO長瀬智也は登場せず

  10. 10

    令和の大女優候補 清野菜名の超ストイックな女子会ライフ

もっと見る

編集部オススメ

  1. {{ $index+1 }}

    {{ pickup.Article.title_short }}

もっと見る