“ヤク”が切れたら<新宿三丁目>

公開日:  更新日:

 上海が大好きだ。魅力は語り尽くせないほどあるが、行くたびに欠かせないのが屋台での食事。残念ながら、上海では屋台の数が万博前後からめっきり減ったが、あるところにはある。衛生問題なんて関係ない。薄いビールを飲み、暗くてよく見えない料理を食い、唾を飛ばして友人と語らう。本心から“上海ヤク中”と私は言う。

 東京で“ヤク”が切れそうになったら、まず行くのは歌舞伎町。次に、新宿三丁目。特に夏は、新宿三丁目がいい。夜になると路上にテーブルが並び、人が行き交うのを見ながら、酒を飲み、メシを食える。

 以前、日本語がやや不自由な外国人従業員に「何時からテーブルを並べるのか」と聞いたら、「早く外にテーブルを並べると、警察に文句を言われるから、もうちょっと遅め」と言われたが、今はどうなのだろう。

 上海を思い出し、ビールを頼む。日本のビールは味がはっきりし過ぎて、私にはつまらない。とはいえ、梅雨時の湿った風に吹かれながらボンヤリ椅子に座っていると、今、自分がどこにいるのか一瞬わからなくなるのが、外国にいるようで、楽しい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    “年金博士”警鐘 支給年齢「68歳引き上げ」が意味すること

  2. 2

    地方は“安倍自民NO” 高知新聞「内閣支持率26%」の衝撃

  3. 3

    JOC会長を猛批判 小池知事に長男・竹田恒泰氏との“因縁”

  4. 4

    年商200億円の深キョン新恋人 “ホコリだらけ”の女性遍歴

  5. 5

    常盤貴子「グッドワイフ」上昇のカギは美魔女の輝きと気概

  6. 6

    広島対策は“丸投げ”? 巨人スタッフ会議で投打コーチ言及

  7. 7

    高校ラグビー決勝戦で話題に 各地の「桐蔭」の由来は?

  8. 8

    主力組中心か…アジア杯サウジ戦の予想布陣に釜本氏が疑問

  9. 9

    史上最弱横綱・稀勢の里 引退した途端“英雄扱い”の違和感

  10. 10

    ボールの下にバットを入れる“ホームラン打法”に対する誤解

もっと見る