“ヤク”が切れたら<新宿三丁目>

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 上海が大好きだ。魅力は語り尽くせないほどあるが、行くたびに欠かせないのが屋台での食事。残念ながら、上海では屋台の数が万博前後からめっきり減ったが、あるところにはある。衛生問題なんて関係ない。薄いビールを飲み、暗くてよく見えない料理を食い、唾を飛ばして友人と語らう。本心から“上海ヤク中”と私は言う。

 東京で“ヤク”が切れそうになったら、まず行くのは歌舞伎町。次に、新宿三丁目。特に夏は、新宿三丁目がいい。夜になると路上にテーブルが並び、人が行き交うのを見ながら、酒を飲み、メシを食える。

 以前、日本語がやや不自由な外国人従業員に「何時からテーブルを並べるのか」と聞いたら、「早く外にテーブルを並べると、警察に文句を言われるから、もうちょっと遅め」と言われたが、今はどうなのだろう。

 上海を思い出し、ビールを頼む。日本のビールは味がはっきりし過ぎて、私にはつまらない。とはいえ、梅雨時の湿った風に吹かれながらボンヤリ椅子に座っていると、今、自分がどこにいるのか一瞬わからなくなるのが、外国にいるようで、楽しい。

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