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<第3回>父母の“点数”で可否 保育園「入園基準」の不合理

「20カ所の保育所に問い合わせたが、全て“落ちた”」「入所をお願いしたら、100人待ちと言われ諦めた」――赤ん坊を抱える母親たちからは、こんな声が上がっている。原因のひとつに挙げられるのは、「制度の矛盾」だ。

 各自治体は、それぞれの世帯が持つ“点数”の高低で、入園の可否を判断している。東京・品川区は「保育所等利用調整基準」との名称。外勤者で〈月20日以上勤務し、日中8時間以上の就労が常態〉だと20点。内職なら〈月12日以上、日中4時間以上月収2万5000円未満の就労が常態〉で10点と、外で働く時間が長ければ長いほど“高得点”になる。

■裕福な世帯ほど優遇される

 父母の点数を足し合わせ、点数が高い世帯の子供から入園が優先されるが、パート・アルバイトなどの非正規社員の世帯は点数が低くなってしまう。つまり、経済的に余裕のある世帯の子供の入園が優遇され、収入の不安定な世帯の子供が後回しにされてしまうのだ。なぜ、こんな状況になっているのか。待機児童問題に詳しい経済ジャーナリストの治部れんげ氏はこう言う。

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