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浴室のタイルがヒント 花王クイックルワイパーの試行錯誤

 手軽に床掃除ができるアイテムといえば、花王の「クイックルワイパー」だ。1994年の発売以来、住居用ワイパーのパイオニアとして市場を牽引。近年は、掃除機と雑巾がけの仕上がりが一度で実現する「立体吸着ウエットシート」などが好調で、売り上げは前年超えを続けている。

 クイックルワイパーは柄のついた本体に使い捨てのシートを装着して使用。シンプルな構成だが、これこそが目指したもの。はじまりは87年。フローリングの普及をうけ開発に着手した。

「フローリングは畳に比べてごみが目立つが、いちいち掃除機をかけるのは面倒。そこで昔からの拭き掃除の習慣に着目し、立ったままで簡単にできる拭き掃除のスタイルを考えた」(ホームケア事業グループの坂口泰行氏)

 開発は苦労の連続だったが、そのときどきで思わぬものがヒントになった。まずはシート。カーペットについた髪の毛やごみはなかなか取れないことから逆転の発想で、カーペットで掃除すればごみがくっつくのではないかと考え、最適な素材として不織布を採用する。

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