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経団連の数字と実状に差 冬ボーナスが過去最高って本当か

 冬のボーナス平均92万7892円、過去最高を更新――。

 ホンマかいな? 実はこの金額、トヨタやパナソニックなどの大企業が加盟する「経団連」のみの数字。アベノミクスの経済効果と大騒ぎしているが、わずか48万人分の統計に過ぎない。

 中小零細も含めた“本当”の数字は半分にも満たないのだ。

 三菱UFJリサーチ&コンサルティングによると、全労働者のうち、ボーナスを支給されるのは85%。そのもらえる4187万人の平均額は37万1676円だ。同じく民間シンクタンクのみずほ総合研究所の平均額も、37万393円とほぼ同額だった。これは厚労省「毎月勤労統計調査」の夏ボーナス36万5008円の水準とも一致する。つまり、今冬のボーナスは1人当たり37万円前後だと考えればいいようだ。

 そんな中、急速に金額が伸びているのが、国家公務員のボーナスだ。今月10日に支給されたボーナスは、平均69万8500円で前年比でなんと6・1%のアップ。もっとも、日刊ゲンダイでも何度か指摘しているが、この平均額は「管理職および非常勤を除く一般行政職(=平均年齢36・4歳)」だけの数字で、2人に1人が管理職という国家公務員の組織構成を考えれば、実際は経団連並みの数字になるのだ。

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