• facebook  
  • twitter  
  • Facebook Messenger
田丸昇
著者のコラム一覧
田丸昇

1950年5月5日、長野県東御市生まれ。元日本将棋連盟理事。中学生で奨励会入りし、佐瀬勇次名誉九段の門下生となる。長髪から「ライオン丸」というニックネームで知られた。16年10月に現役引退。近著に「名棋士の対局に学ぶ 詰め&必死」(創元社)がある。

前代未聞の 1975年に行われた「土俵上」でのタイトル戦

 江戸時代には将棋の家元の棋士たちが江戸城に参上し、将軍の御前で対局を披露する「御城将棋」が恒例行事だった。8代将軍徳川吉宗の時世には、その式日が11月17日と定められた。

 日本将棋連盟はそんな故事にちなんで、42年前に11月17日を「将棋の日」と決めた。

 1975(昭和50)年11月17日、第1回の将棋の日イベントが東京・台東区の「蔵前国技館」で開催された。

 写真(撮影・田丸)の当時は、大相撲の本場所が行われていた。

 平日にもかかわらず午前中から会場の周りに長蛇の列ができ、開会時刻の午後3時には8000人もの将棋ファンらが集まった。中央の土俵を観衆が取り囲んだ光景はじつに壮観だ。

 第1部は記念式典。木村義雄十四世名人(当時70)の挨拶、名人経験者・九段の棋士の紹介などが土俵上で行われた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

最新のライフ記事