著者のコラム一覧
加来耕三歴史家・作家

昭和33年、大阪市生まれ。奈良大学文学部史学科を卒業後、同大学文学部研究員をへて、現在は大学・企業等の講師をつとめながら著作活動を行っている。テレビ・ラジオ等の番組監修・出演などの依頼多数。著書に『加来耕三の戦国武将ここ一番の決断』(滋慶出版/つちや書店)『卑弥呼のサラダ 水戸黄門のラーメン』(ポプラ社)ほか多数。

大坂夏の陣で無念の死…真田信繁は才覚を発揮できず

公開日: 更新日:
イラスト・渋谷直樹

 真田幸村は戦国時代を代表する武将。幸村は俗称で、正しくは「信繁」といいます。

 彼は不運の武将として名を残しました。なにしろ勝てるはずの戦で、命を落としたのですから。

 信繁は永禄10(1567)年(異説あり)、信濃国小県郡の国人・真田昌幸の二男として生まれました。… 

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