浅野史郎さん<5>課長を解かれ49日後に仲間が"追悼文集"を

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 1987年4月までの2年間、北海道庁で障害者施設の現場を巡り、障害に悩む人やその家族、施設の人から直接話を聞いたことが、その後の人生の財産になる。「今振り返ると、本省に戻るための仕込みの時期だったね」と笑う。

 ところが、その年の5月、霞が関に戻ったときの肩書は政策課企画官だった。現場のトップである課長を待つ「中ぶらりんの状態」だ。北海道で障害者福祉の仕事に巡り合い、それをライフワークと決めてからヤル気は十分だったが、人事が一存で決まらないのは世の常。どっちつかずの状態のまま1カ月、また1カ月と過ぎていった。

「5月に企画官になってから4カ月、9月の終わりごろだったかな、人事課長から連絡がありました。『浅野君、障害福祉課長をやってくれ』と。待ってました、ですよ。そのとき、神様はいる。そう思いました。その日から毎日、全力。普通の人は、日曜日の夜になると『また明日から仕事かぁ』と憂鬱になるでしょ。障害福祉課長時代は日曜日の夜は、『また明日から仕事ができる』とうれしかったんです」

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